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本当の自分とは?

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那須町でヨガの魅力をお伝えしているラリュールのMayumiです。

さて、本日は前回のブログの続きを書こうと思います。

厳密にはそんなに続きという感じでもないので、

前回のブログを読んでも読んでなくても大丈夫です!(どっち?笑)

きっとまた長くなっていると思いますので、

お時間のある時にどうぞ♡笑笑

前回のブログはこちらです↓↓↓

中道の教え

一度こうと決めたら最後までやり通すことが大事だ!

とか、

約束は絶対に守るものだ!

とか、

一度言葉にしたんだから簡単に考えをかえてはダメだ!

とか、

言葉よりも行動が信用の決め手だ!

とかとか。

私は、根が真面目で頑固なところがあるので

常に何かと戦っていたように思います。

何と戦っていたのか…?(まぁ、自分となんですけどね。笑)

常に死と隣り合わせみたいな、(いつの時代ですかね?笑)

もう、武士ですよ武士!

隙を見せたら、失敗したら終わりだ…みたいな、

白か黒か、

成功か失敗か、

イエスかノーか、

やるのかやらないのか、

みたいなね。

極端でした。

きっと私のどこかの前世は武士だったのだと思います。笑笑

極端すぎて、曖昧さやグレーという中立的な考えではなかったので、

非常に苦しかったのだと思います。

ヨガはバランスや調和を大切にしています。

「極端」や「偏り」をなるべくなくし、

その人に合ったそれぞれのバランスを見つけることを勧めています。

【中道】というブッダの教えがありますが、

これがまさにヨガ的な生き方だと思います。

「両極端な考えや行動は避けた方が良いよ!」

というのが中道の教えです。

ブッダが自らの修行経験を通して気付いたことで、

楽に流されることはもちろん、極端に頑張りすぎることも戒めたのです。

必要以上に自分を追い詰めないこと。

「楽」に走らず「苦しみ」すぎない中道の状態を維持すること。

自分自身の『中道のバランス』を見つけ

その状態を維持することこそが、

幸せに生きる王道だと説いたのです。

「見る者」と「見られる者」

私たちが認識している『自分』には、

「見る者」と「見られる者」の2つが合わさっているというのがヨガの考え。

「見る者」=「本当の自分・真実」

「見られる者」=「エゴ・非真実」

という構造です。

「見られる者」とは、

常に揺れ動き変化する存在のこと。

それは、本当の自分だと勘違いしやすい

【心】【体】という存在のことです。

本当の自分であるかどうかの見極めは、

『観察の対象であるかどうか』ということ。

観察の対象である心や体は本当の自分ではなく、

『観察している存在』が本当の自分であり、

本質・魂・アートマン・真我・プルシャと呼ばれる存在。

常に揺れ動き変化するものを自分自身だと思い込んでしまうことが

苦悩のはじまりだとヨガの聖典ヨーガスートラには記されています。

【人間の心や思考は常に変化するものだ】

というところに戻ります。

まさに私が感じていた苦悩の原因の一つは、

『見る者』と『見られる者』を混同していたことだったのです。

ヨーガスートラを記したパタンジャリ先生はこういいます。

本当の自分と考えを区別できず、苦しみや、悩み、悲しみ、怒りが

自分と思い込んで絶望してしまうのは勝手な思い込みにすぎない。

心はどんな風にも変わり、どこへでも流れるもの。

喜怒哀楽に染まり、過去や未来に動き、いつも揺れ動いているもの。

そんなものは自分自身とはいえない。

『自分の考えが分かる』ということは、

『心を観ている存在がいる』ということの証。

そして、心を観る存在というのは、自分自身に他ならない。

苦悩は単なる1つの考え。

悩みや苦しみは考えの癖であり、とらわれにすぎない。

やさしく学ぶYOGO哲学 ヨーガスートラ

『悩みや苦しみは考えの癖』という一文にハッとしました。

苦悩は単なる1つの答えであり、苦悩じゃない答えもあったんだと。

「心の変化を楽しむゆとり」が、

人を苦悩から解放し自由にするのですね!

そのとき、見る者【自己】は、それ本来の状態にとどまる。

あなたはまぎれもない「見る者」である。

あなたは身体でもなく、心でもない。

あなたは「知る者」、すなわち「見る者」である。

あなたはいつも、自分の心と身体が眼前で行為しているのを見る。

あなたは、心が、思考を、識別を、そして欲望を生み出すことを知っている。

見る者はそれを「知って」いるが、それに「巻き込まれる」ことはない。

インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ

見る者は知っているが巻き込まれることはない。

本当の自分は身体や心で起こっている出来事を知っている。

でも、それに巻き込まれることはない。

「見る者」と「見られる者」を混同しないことの大切さを、

別な言葉の表現で共有させていただきました。

本当の自分と繋がる

物事や出来事に対してどのように反応するのか?

どのような反応をしたとしても、

それが今の自分の素直な反応なのだと客観的に見ているのが本当の自分。

プラスの反応をしようがマイナスの反応をしようが

それをそのまま受けとめることで自分を知ることができ、

自分を尊重することで自分を信じることに繋がるのだと思います。

【自分の本質と繋がることがヨガ】

心の動きや思考を一旦自分と切り離して、

客観的に自分を観察することで自分の本質と繋がってゆくのです。

マットの上でヨガのアーサナ(ポーズ)を練習しているときは、

この「見る者」と「見られる者」を意識することが大切です。

・自分の呼吸の状態を観察する

・自分の体の状態を観察する

・自分の感覚を観察する

など、『観察する』=『見る者』の立場になって自分を客観視するのです。

ヨガのクラスに参加すると最初は、

先生や周りで一緒にヨガをする仲間にどう見られているのか気になったり、

自分と周りの人を比べていたり、

心が外に向いていると気付くかもしれません。

まずはそれに気付くことが大切です。

それに気付いてから徐々に意識を自分の内側に向けて

集中することが出来るようになるのです。

では、今日はここまで!

最後まで読んでいただいてありがとうございました^^

全ての魂がいつも穏やかで安らかで平穏でありますように♡

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