那須町でヨガの魅力をお伝えしているラリュールのMayumiです。
あっという間に週末ですね~。
何だか曜日の感覚もなくなっています(^^;)
私の場合は仕事がとまって約1か月が経とうとしています。
それまでは週6日生徒さんと一緒にヨガをしていましたが、
仕事がストップしてからは母と祖母と毎朝ヨガをすることが日課になりました。
母68歳・祖母88歳なので無理なく毎日続けられるような内容ですが、
長年の頑張りを物語るように筋肉が固まり骨も変形している二人の体には
少々辛さを感じるようです。
そして、痛みや辛さを感じてもなお頑張り続けようとします。
年齢も違うし仕事も違う
持って生まれた骨格や筋肉のつき方、
体の柔軟性も違うので誰かと同じようには動きません。
「自分の体が気持ちいいと感じるところまでで大丈夫だから無理なく動かしてみて」
と伝えても、次の瞬間には
「痛てて・・・」
「これは辛いわ・・・」
なんて声が聞こえてきます。
今までどれだけ頑張り続けて無理をし続けてきたのか。
マットの上の自分を観察
『ヨガマットの上では日頃の自分自身の生き方があらわれる』
といわれています。
まさに母と祖母は、
【辛くても痛くても無理をして頑張り続ける】
といったこれまでの生き方があらわれていました。
生きてきた時代がさらに輪をかけているのかもしれません。
生徒さんでも同じように頑張りすぎてしまう方が多いように感じます。
私がヨガを深めたカナダのヨガスタジオではみんな本当に自由でした。
自由というのは、
「自分の体や心の声を聞いて素直に従うことに自由」という意味です。
人間の体は日によって体調も違うし筋肉や関節の動かしやすさも違います。
前の日に食べたものやその日食べたもの、
水分摂取量や睡眠時間、
その日の天候などによっても体の動きは変わってきます。
そこに加えて心の状態も体に影響しますし、
女性ならホルモンバランスも関係してきます。
なので毎日同じように動けるはずがないのです。
ですが、
「毎日同じように動けない自分はなんてダメなんだ」
「できない自分は何の価値もない」
なんて極端なことを考えて自分を責めて苦しめたりするのです。
なにごとも極端に偏らないことが
心を安定させて平穏に保つコツだとヨガは教えてくれます。
体を痛めてまで頑張ることや、
何もしないで楽ばかりを求めることはやめた方がいいですよということです。
気楽に考えて楽しむ
ヨガマットの上の自分はどんな感じだろう?
と気楽に楽しみながら観察してみると面白いです!
辛くても一生懸命にやり続ける方は努力家で頑張り屋さん。
ポーズの完璧さを求める方は完璧主義で生きにくさを感じやすかったり。
いずれのタイプも日常生活で無意識に肩に力が入りながら生活しているので、
肩こりや首こり頭痛や不眠があるという方が多いです。
思い当たる方は意識して肩の力を抜き、空を見上げて深呼吸です!
「まあいいか」という気持ちを持ってみてください^^
それから、
周りの人が気になったり自分の動きと比べてしまったりする方は、
日常でも周りの目や評価が気になるタイプ。
実は自分の心のままに行動することが苦手だったりもします。
それゆえに物質的な豊かさや世間一般の幸せの基準を
自分の幸せの基準だと思い込みやすいという側面もあるようです。
思い当たる方は自分が楽しいと思うことや好きなことをしてみてください!
好きな音楽を聴いたり好きな食べ物を食べたり。
『誰かのいい』ではなく『自分のいい』を大切にしてください^^
心の安定
物質的な豊かさでは得られない
“心の安定”
がヨガによって得られると感じます。
今まで価値のあるものだと思い込んでいたものに
今はもう価値を感じなくなったり、
今まで価値のないものだと思い込んでいたものが
今ではとても価値を感じるものになっていたりします。
ヨガには、
自分を苦しめている余計な感情をそぎ落とす作用もあります。
余計なものを手放すことによって自分の心の中には大切な物だけが残る。
人間は、
『本当に大切なもの』
が見えないまま余分なことばかりに心を奪われ
振り回されていることが多いのではないでしょうか。
抱えきれないということは持ちすぎているということ。
安心して手放してみると心が穏やかになるかもしれませんね。