那須町でヨガの魅力をお伝えしているラリュールのMayumiです。
今週からお仕事再開しました。
まだ油断できない状況だと思いますが、
お顔を合わせて一緒にヨガができることに喜びを感じています!
短い方でも約1か月間、
長い方だと2か月以上ヨガをしない日々を過ごされていました。
「お体の調子はいかがですか?お変わりありませんか?」と伺うと、
「ヨガをやらないと調子が良くない」とおっしゃる方の多いこと。
ヨガが与えてくれる恩恵は本当に素晴らしいとあらためて感じています。
自分を表す言葉
私の大好きな映画の一つ、
『食べて・祈って・恋をして』の中にこんな場面があります。
ジュリアロバーツ演じる主人公のリズがイタリアで出会った友人に
「自分を表す言葉は何だと思う?」と聞かれ、
「ライター」と答えます。
それに対して友人は、
「それは職業だよ。君じゃない」
「自分の言葉を探して」というのです。
この言葉を聞いた時にハッとしました。
この映画を観た当時ドレスコーディネーターという仕事をしていたので、
『私を表す言葉はドレスコーディネーターだな』
と心の中で答えていたからです。
「それは職業だよ。君じゃない」
「自分の言葉を探して」
こんな素敵で自由な考え方もあるのだと、
今まで狭い視野で物事を見ていたのだと気づいた瞬間でした。
このセリフが今でも頭の片隅に残っています。
2010年に公開されたようなので、あれから10年⁈・・・
もちろん常に考え続けていたわけではありませんが
映画を観返した時やふと思い浮かんだときに、
「自分の言葉ってなんだろうな~?」とぼんやり考えています。
いまだに自分の言葉は見つかっていませんが、
私を表す言葉が“職業”だと思うことはなくなりました。
不自由な制限
人間は人生の中で様々な役割を生きています。
ヨガインストラクターやネイリストや作家や社長など、
仕事の数だけ役割があります。
結婚していれば夫や妻、
お子さんがいらっしゃればお父さんやお母さんという役割もあります。
役割というのは
『それがある自分は存在意義や存在価値があると感じられる』
という面もあれば、
『それがない自分は存在意義や存在価値がないと感じてしまう』
というような側面もあるのだと思います。
一般的に価値のあるものとされる地位や名誉やお金といったもの。
これらを必要以上に求めすぎると、
人と争うことや人より優れることや騙し合いや足の引っ張り合いなどが
当たり前になっていきます。
私は、これが悪いと言いたいのではありません。
「何かがおかしい」「もうこんなことしたくない」
と思いながらも自分に嘘をつき続ける日々を過ごしているのであれば
心も体もどんどん不健康になってしまいます。
『健康を害するような感情』
を持ちながら生きる方々の中に社会的な役割に囚われて不自由さを感じたり、
自分に対する無価値感などを感じて苦しんでいらっしゃる方がいるとしたら
全く違った価値観で生きるという選択肢もありますよ!
ということをお伝えしたいだけです。
パラレルワールド
私たちは『自分の生きたい世界を自分で選べる』と思うのです。
学校教育や社会に出て働く中で、
争うこと・競い合うこと・人より優れること・比べることを教わります。
「できないことや足りないものや持っていないものを探して、それを手に入れることが幸せだ」
という価値観です。
しかし、同じ教育を受けても違う価値観で生きている人がいます。
起こることは全て自分にとって必要なことだと理解して、
イヤなことや嫌な人は自分の心が作りだしているだけだと気づいて、
「正しい」かどうかではなく「楽しい」かどうかの基準で、
自分以外の人やことを自分の思い通りにしようと思わないで、
「こうありたい」「こうなってはいけない」という執着を捨て、
目の前の全てのことを受け入れて感謝をしながら生きる。
「必要なものは全ていただいている。今のままで十分幸せだ」
という価値観で生きる人々もいるのです。
同じ地球に住んでいながら全く違う世界が見えている。
同じ地球に住んでいながら全く違う世界で生きている。
ということになるのではないでしょうか。
あなたがもし、自分の理想とする世界で生きられるとしたらどんな世界で生きていきたいですか?
考え方を選ぶ
『食べて・祈って・恋をして』の映画の中で、
もう一つ印象に残っているセリフがあります。
毎日着る服を選ぶのと同じように『考え方を選ぶ』ということを覚えた方がいい
主人公のリズがインドを旅していた時に出会った友人の言葉です。
自分の考えを客観的に観察することで、
『考え方を選ぶ』ということができるようになるのだと思います。
『考え方を選ぶことができる』と知るだけでも大きな一歩かもしれません。
選んで・決めて・行動する。
日常生活において時には制限や不自由を感じることがあるかもしれませんが、
自分の考え方は自分で選べるということを知ると解放されます。
『自分に制限をかけているのはいつだって自分』
と肝に銘じて、
できるだけ前向きに明るく楽しく生きていきたいと思うのです。